手で文字を書くという行為について
この文章を書こうと思ったのは、休みの日にふと心に刺さったことを書いた時、それが自分の脳に刻まれた感覚を感じ、改めて手で書くことの重要性を認識したからである。そして、教員として、手で書くことを疎かにしてはいけないことを実感した。 最近気づいたことだが、文房具に必要以上に価値...
あえて「概念的知識型カリキュラム」のデメリットを考えてみる。
1. なぜ今、「概念的理解」が重視されるのか 平成29年度改訂現学習指導要領の第1章総説には、改訂の経緯として、以下のような文がある。 このような時代 にあって,学校教育には,子供たちが様々な変化に積極的に向き合い,他者と協働して課題を解決していくことや,様々な情報を見...
教師におすすめな本『ルポ 誰が国語力を殺すのか』石井光太
最近、私の学校では英語ばかり重視するので、それに違和感を感じて手に取ったのが、本日の紹介する本です。いうまでもなく、外国語力が母語での国語力を超えることはありません。かつては地域や家庭の中での豊かな人間関係の中で自然と培われてきた日本語力。日本人が日本語を扱えるのはあまりにも...
教師という生き方のススメ
中学校教師になって10年が経ちます。今日は最近考えていることを書きます。 教師というのは、いわゆる営利企業で働いている人たちとは別の世界を生きている人たちだと思います。営利企業で働いている人たちとは、要は自分らの利益を最大化しようとしている人ということです(断っておきますが...
中一の辞書指導で認識させられたこと
今年度は久しぶりに中1をもっています。 中1の始めの方に行うのが辞書指導です。先日辞書指導をしていて、こんなことがありました。ある男の子が"wallet"という単語を辞書で探していたのですが、既にその単語があるページにたどり着いているのに、その単語を見つ...
中学校3年生を卒業させて思うこと
今日、中2から2年間見てきた生徒が卒業した。 2年間、土日を除いてほぼ毎日顔を合わせてきた。 もしかしたら、保護者よりもたくさん接しているいっても過言ではない。 そんな彼らが、明日からぱったり学校に来ないのか、と思うと、少し寂しいところがある。 中学校3年間というのは、誰にとって...
教師は「聖職者」である。
昔は教師は「聖職者」と呼ばれていたらしい。聖職者ということは、「神に仕える仕事、神から与えられた仕事」ということだ。それほど尊ばれていたのだろう。実際、明治時代くらいの小学校を卒業していることさえ博がついたときには、相当の秀才しか教師になれなかったのである。ただ、みんなが「教...
教師に絶対読んで欲しいシリーズ 『失敗の科学』(マシューサイド著)
最近はアマゾンのレビュー数を頼りに読む本を決めています。 今日は、そのやり方で選んだ本の中に当たりがあったので、ここで共有しておきます。 『失敗の科学』は、イギリスでコメンテーターやコラムニストをこなすマシューサイドさんに書かれた本です。この本は、あらゆる職種に就く全ての...
教師をしながら、「理不尽」について考える
最近道徳の授業で生徒と「理不尽」について話しました。なんでそんな話をしようと考えたかというと、今の世の中は「理不尽」について教えられていないと思ったからです。そんな調子で世の中に出るから、おかしくなってしまう。厚生労働省が2020年に報告したデータによると、2019年における...
MIcrosoft TeamsのReading Progress で中学校の授業に革命的な変化を起こせるかも
みなさん、こんにちは。公立中学校で英語教員をしているマサです。 本日は、つい先日リリースされたMicrosoft TeamsのReading Progress(リーディングプログレス)についての紹介です。こちらが詳しい公式?の 紹介動画 になっています。 この機能を使うと、中...
教員は、人生のメンターであれ。
私の職場には、2年連続で定年退職した校長さんが再雇用でやってきています。昨年までバリバリ校長として働いていたのが、いきなり職務が変わり、また地位も変わり、なかなか大変なようです。肩書きを意識してきた人間なら、きっと耐えられないだろうなと思いますが、わたしのところにいらっしゃっ...
教師に絶対読んで欲しいシリーズ 『人を動かす』(デールカーネギー著)
どうやって同僚の協力を得ようか、どうやって生徒にいい行動を促そうか。中学校教員であるならいつも考えていることでしょう。そこでその基本中の基本を学ぶのに、この普及のベストセラー『人を動かす』のパート4、人を変える9原則を読んでみましょう。 ① まずほめる ② 遠回しに注意を与え...
教師に絶対読んで欲しいシリーズ 『死に至る病~あなたを蝕む愛着障害の脅威~ 』
リストカットをしてしまう生徒にどう対応すべきか考える中で、偶然『死に至る病~あなたを蝕む愛着障害の脅威』を手に取った。そして読みながら、本書がまさに自分が求めていたものだということに気づいた。著者の岡田尊司先生は、精神科医で、現場で困難な課題を抱える若者らに向き合ってきた方で...
公立中学校教師の仕事を最もリアルにちゃんと描いている本ならこれ。
これから教職に就こうか迷っている人、教員初任者、若手にまず読んで欲しい1冊を紹介します。 私は新卒以来教員をしていますが、「中学校教員です」というと、「大変ですね」と言われることが多いです。この仕事の大変さが世間で結構認知されてきているんだなと感じます。「やりがいがあるから...
教員は「学びの専門家」ではなかったか。部活動を巡る議論に
昨今では部活動に対する風当たりは厳しい。私の学校でも、特に自分より若い20代の教員は、部活動は仕事外のことだという認識を持っていて、それほど熱心ではない。こういう状況は、世間の流れ、いわゆる「働き方改革」の大号令のもとで、さらに顕著になるだろう。私自身、現在サッカー部の顧問を任...
「探究心」が教員のバーンアウトを減らす。教員より民間の方がいいと思ったら読んでほしいこと。
先ほどNHKの夜9時のニュースで、将棋の藤井棋士が史上最年少でタイトルを獲得したことが報道された。その藤井さんが翌日の記者会見で掲げた色紙に揮毫した言葉が「探究」であった。 明鏡国語辞典によると、探究とは、「物事の真の姿を明らかにし、見極めようとすること」とあった。 自分の...
紙のサイズは揃えよう。
以前イギリスの大学院に遊学していた際に文房具店で驚いたことなのだが、B5の紙がなく、A4しか売っていなかった。B5について質問すると、「そんなのない」と言われてしまった。後で調べてみると、B5というのは日本独自の基準で、世界共通ではないらしい。B5の起源は江戸時代に使われていた...
納得がいかないことがあったら、誰かに話そう!
こんにちは。教員生活5年目、本自治体では初任として働き始めております。 今日学校の指導の中で納得いかないところがありました。担任が打ち合わせで決めたことを忘れていて間違えたにも関わらず、あたかも副担の私が間違えたような言われ方を生徒の前でされて少し腹がたってしまいました。たか...
宿題忘れをなくすためには、休み時間が勝負。
みなさんこんにちは。今年から新たな自治体で中学校教員を継続している、まさです。 今日は宿題忘れをなくす方策について、共有したいと思います。ちなみに「宿題は意味がない」という研究論文がありますが、現場で生徒と接している身としては、大半の生徒には学習の習慣を身につけさせるという点...