宿題忘れをなくすためには、休み時間が勝負。

Saturday 20 June 2020

学校教育 教員採用 英語教育

 みなさんこんにちは。今年から新たな自治体で中学校教員を継続している、まさです。

 今日は宿題忘れをなくす方策について、共有したいと思います。ちなみに「宿題は意味がない」という研究論文がありますが、現場で生徒と接している身としては、大半の生徒には学習の習慣を身につけさせるという点で意味があると思っております。ただし意味がある宿題(少なくとも生徒がそう感じうる)を出さないといけません。そこで私は大体、小テストのための勉強を宿題にします。

 さて、宿題は出したら必ずチェックしなければいけません。これは絶対です。そして基本的に授業の最初にチェックするのがいいでしょう。でないと授業中にやってしまおうという「賢い」生徒がでてきます。

 私の場合は、授業が始まり、挨拶して、小テストをやる前に宿題チェックをします。私が生徒のところにいって、ハンコをおしていきます。全部で2分くらいでしょうか。その間は生徒にとっては直前の勉強時間になります。そこで問題は忘れた生徒をどうするかです。いろいろなご意見がありましょうが、私はその場で立たせるようにしています。「自分はやってこなかった」ということを認識させるためです。

 ただ、私としてはここでみんなの前で立たせるのは、申し訳ないという気持ちがすこしはあります。なぜなら宿題の重要性を理解させられなかったのは、3分の1くらいは教師の責任でもあるからです。そこでなるべくここで立たせないようにするにはどうするか。

 そこで最近私がやっているのは、授業前の休み時間に教室に入り、宿題を繰り返し忘れる生徒に声をかけることです。大体そういう生徒は休み時間は教室や廊下を駆け回っているのですが、その生徒に「今日の宿題やった?」と声をかけるのです。それを繰り返すと、少しずつ宿題に対する姿勢が変わってきて、私が教室に入ると「先生宿題やったよ」と自ら言いにきます。全ての生徒にこの方法が効くかわかりませんが、試す価値はあると思いますよ。
 ではまた。