英語教師が考える市販の単語帳の使い方

Monday 28 October 2019

英語教育

 
今日は英単語帳のオススメの使い方について書いておきます。

 単語帳は辞書のように使うこと

 本屋に行くといろいろな単語帳があります。速単やターゲット、システム英単、英検やTOEIC、IELTS対策用など様々です。単語帳は膨大な単語をその目的や資格に合わせてまとめてくれているので、時間のない人には効率よく覚えられていいですよね。ただ問題点を2つあげるとすると、1つはその単語帳の中だけで単語が存在していて、なかなか実践につながらないということ、そしてもう1つは反復が大事なのはわかっているが飽きてしまって相当の気力がないと反復する気になれないということです。そこで私が提案するのはその単語帳を辞書として使うことです。

オススメの勉強方法としては、

1. 一度最初から最後まで全部通しで何となく頭に入れる。この段階では覚えるというよりも、「ああこういうものがあるんだ」程度でいい。モチベーションを保つために、ここで時間をかけるべきではない。長くても1週間、できれば3日程度で短期集中でやるのがオススメ。必ずリスニングで音とともに覚えること。

2. とりあえず1周して、2週目は「なんかこれ覚えておくと使えそう」という単語を自分の感覚でチェックする。単語には自分で発信するときに使う単語と、読んだり聞いたりするときに意味がわかればいい単語があるので、それを分けてみる。この作業は長くても3日で。ここまでで初期設定終了。

3. あとは単語帳をいつでも身につけていて、読んだり書いたり聞いたり話したりするときに、辞書のように使う。だから日本語牽引がついているものを選ぶこと。

 本当は紙の辞書を絶えず持っていたらいいんだけど重い!また単語をノートに全てまとめるのは時間がかかる!長続きしない!ということで、1つのコンパクトな単語帳を辞書のように、1年くらいかけて使ってみましょう。