今回は久しぶりに私の専門である中学校英語の本から、最新のおすすめ本です。現場では新しい指導要領になって、特に評価に関していろいろ戸惑うところがあったと思います。この本では具体的な評価の仕方の例を豊富に示してくれています。以下、私の気に入ったところです。
・p24の筆者の評価に関する課題は、全教員が抱く課題をまさにそのままあげてくれていて、その解決策をしっかり示してくれている。
・学校の働き方改革を意識して、無理のない現実的な評価の仕方、それでいて効果のある総括的評価について書いてある。
・カリキュラム設計において、パーツ組み立て型と繰り返し型があることを示してくれている
・「ミニテスト」という形で、評価の公平性、妥当性、信頼性を担保すべく、パフォーマンステストでは図れないものを補う手立てを具体的に示している
・2章5、6が秀逸である。教師を最も悩ませている「主体的に学習に取り組む態度」の評価方法について、「大切にしたいことは、あいまいさをなくすことである」と断言し、その具体的な方法を示してくれている。
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