どうやってABCの3段階評価を5〜1の5段階に変えるのか。

Sunday, 4 July 2021

学校教育 英語教育

 新指導要領(2021~)では、英語の観点が4観点から3観点になりました。

それにしてもこの観点、なかなか曲者です。

なにせ、ABCの3段階評価を5〜1の5段階にして通知表に出さなければいけないのです。

これまでは観点が関心意欲態度思考判断表現技能知識理解の4観点だったのが、

主体的に学習に取り組む態度思考力判断力表現力知識技能の3観点に変わりました。




とりあえず、A>=80%, B>=40, C<50 で3つの観点をつけ、3つの観点の平均を達成率とし、

AAA5 AAB4 ABA4 BAA4 ABB3 BAB3 BBA3 BBB3 ABC3 BAC3 CAB3 BBC3 CBB3 BCB3 ACC2 CAC2 CCA2 BCC2 CBC2 CCC1

      達成率>=90% → 5

      達成率>=80%   →   4

      達成率>=40%   →  3

                  達成率>=20%   →    2

                  達成率<20%   →      1

としてみました。当初、B>50, 達成率>=50 →3でやってみましたが、3でいいかなと思った子が2になってしまったので、40に落としました。

これで整合性がとれなかったのが、

BCB2(上の基準では3) BAB4(上の基準では3) CCC2(上の基準では1) AAA4(上の基準では5)の4つでした。

で、どうしようかと考えたのですが、原点に戻ります。 

教員が考えなければいけないのは、成績は何のためにつけるのかです。もちろん公立の場合は内申書に書いて学力を示す役割はありますが、もう一点大事な役割は、成績によって生徒が苦手なところを把握し、伸ばすことができるようにするためということがあります。そう考えると、AAA4だと、その生徒はどこを改善すべきなのかがわかりません。

そこで、AAA=5のみにしました。そこで、AAA4は、3観点の中で一番達成率の低いものを1つ下げAAB=4に変えました。

逆にCCC=2は、1つ達成率が高かったののを1つ上げ、B1つ、C2つになり、BCC=2としました。

また、BCB2はオッケー、BAB4はなし(3でなければダメ)

にしてみました。これでうまくいけば、今後これを使っていきたいです。