その他 書評

過剰自己観察という病 「こころの時代 ヴィクトールフランクル」から

こころの時代より  フランクルは、強制収容所から生還したのち、精神科医として働き始めた。 その中で、戦後から、先進国では、多くの若者が新たな心の病を抱えるようになったことに気づいた。それが、生きる意味の喪失感や空虚感だったという。戦争が終わり、状況的には、集団主義から個人主義にな...

書評

『忘れられた日本人』(宮本常一)を読んで

  NHKの「100分で名著」は本当に面白いですね。で、そこで紹介された『忘れられた日本人』。これは、現代日本人に必読の書です。   この中で私が特に印象に残ったことを3つ書きます。一つは、昔の村の制度について、二つ目は、庶民の生活・信仰について、三つ目は、男女の関係についてです...

ナルコレプシー

まもなく、ピトリサントが日本で使えるようになるか!

 こんにちは。ナルコレプシー患者のまさです。 先日、アキュリスファーマに関して、以下のニュースを見つけました。 https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/release/24/07/22/21098/ 15年以上モディオダールを使ってきましたが、副作用や中毒...

ナルコレプシー

中途覚醒について

 はじめまして 今日は中途覚醒について、私の主治医から聞いたことを話します。ナルコレプシーの私は、夜の睡眠では、約1時間半おきに目を覚まします。レム睡眠とノンレム睡眠が入れ替わる周期が大体そのくらいらしいです。で、通常ならレム睡眠になっても、次のノンレム睡眠の入るのですが、私の場...

Person First Language について

  先日ある投稿サイトで、narcolepticという形容詞を使うことについて、これはPerson First Language(PFL)という観点から好ましくないと言う記述を見つけて、少し調べてみた。  英語では、形容詞を名詞の前に置くが、そうするとその形容詞の意味が必要以上に...

English ナルコレプシー

It's finally here! Phase 3 of TAK861 is starting!

Hello everyone, This is Masa, a patient of Narcolepsy. Finally, it has come. The Phase 2 clinical trial of the oral orexin receptor agonist,...

ナルコレプシー

ナルコレプシーのつらさ

 何年経っても、ナルコレプシーはきつい。発症後15年経っても、かわらない。私はあまり自分のきつさを自分から言わないように努めているが、このブログには吐露しておく。  仕事中、四六時中睡魔との闘いである。特に座り仕事は、仕事にならない。20分おきくらいにこっそり職員室を抜け出しては...

ナルコレプシー

ついに出ました!TAK861の第三相がスタートします!

みなさん、こんにちは。ナルコレプシーのまさです。 いよいよ、来ました。 経口オレキシン受容体作動薬TAK861 の治験第2相が無事終了、そして、2024年上期に第3相がスタートします。 武田HP 2021年度には、TAK-944の第2相段階で危険が発覚し、中断したTAK-994。...

English ナルコレプシー 学校教育

こころの時代「歎異抄にであう 無宗教からの扉」を見て

  私自身はクリスチャンの家庭だったので、仏教には少し疎いところがあり、興味本意でみました。以下、私がこの番組から学んだことです。 ①阿弥陀仏になったものは、元は法蔵という人間であった。彼に関する記述は、生まれは王族であったということだけ。おそらく高貴な身分であったのだろう。この...

学校教育 書評 英語教育

英語教師に絶対読んで欲しい本『英語の教室で出来ること」

  学習指導要領作成に関わる先生や、第二言語習得専門の先生方のとても興味深いプレゼンが楽しめます。また、その後の質疑応答も面白いです。英語教師の先生は必読でしょう。   私が個人的に響いたことが2つあります。1つは、横浜国立大の尾島先生のお話でした。尾島先生が話しておられたのは、...