以前、本ブログで、ナルコレプシー患者に見られる皮膚の痒みや発疹の原因は「自己免疫疾患」にあるのではと予測させていただいた(https://withnarco.blogspot.com/2019/10/blog-post_36.html)。その記事に対して結構反響があって、私同様、皮膚の異常に悩んでいるナルコ患者の多さに驚いたものだ。ところが最近、なんとなくモディオダールのことを調べていたら、モダニフィルの英語wikiにおいて、副作用のところにしらっと
"severe skin rashes and other symptoms that are probably allergy-related"「重度な肌の発疹〜」
と書いてあることに気づいた。
何ー!
日本語wikiのモダニフィルの説明には書いてなかったので気づかなかったが、モダニフィルには肌に異常をきたすことがある程度知られていたということなのか。そこで調べてみると、いくつか出てきた。
・『ナルコレプシー治療薬の特異体質性毒性と HLA-DQB1*06:02 との結合性の相関』(https://www.u-tokai.ac.jp/about/research/institutions/advanced_biosciences_research/kiyou/index/pdf/2017/02_7.pdf#search='%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%83%97%E3%82%B7%E3%83%BC+%E7%9A%AE%E8%86%9A+%E7%99%BA%E7%96%B9')
この論文によれば、要旨において「modafinil、pemoline および methylphenidate hydrochloride の3種が国内では処方されているが、
modafinil 及び methylphenidate hydrochloride については各々スティーブンス・ジョンソン症候群
(SJS)/中毒性表皮壊死症(TEN)および剥脱性皮膚炎という重篤な特異体質性薬物毒性が報告されている。」とある。
・ 日本の厚労省の一機関である国立医薬品食品衛生研究所というところのレポートで、カナダにおいて、モダニフィルが重篤な皮膚反応を起こす恐れおがあることを警告しているという記述を発見(http://www.nihs.go.jp/dig/sireport/weekly6/02080124.pdf#page=2)。
私のように、中毒性や副作用があまりみられないという情報を受けて、モディオダールを使っているナルコ患者は多いと思われる。しかし、もしかしたらお医者さんはもっと肌に起こりうる異常について強調すべきではないのかと感じた。
※本記事はいちナルコ患者の調べものです。
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