ナルコレプシーと鍼治療 その5

Sunday 21 May 2023

ナルコレプシー

 さて、5回も鍼治療に通うと、効果が出てこないと疑ってしまうのが人の性。ここでつづけるかどうかは分水嶺となる。

今回の施術中の夢は悪夢だった。こんな感じだ。

自分は街中にいる。人々に囲まれている。少し大袈裟に動いてみたけど、周りの人は反応しない。あれ、自分は周りの人に見えないのかな?と思い、近くを歩いていた人に話しかけようとすると、追い払われた。何かおかしいと思い、改めて考えると、自分が鳥(鷲のような)になっていたことに気づく。そうだ、自分は鍼の先生に、高層階のベランダから「外に羽ばたいてごらん、そしてまた戻ってきて」と言われて、出されたのだったことに気づく。最初は一生懸命羽ばたいたけど、呆気なく地上に落ちてしまった。羽がかなり失われた。鍼が羽のように感じた。昔から存在する頑迷なやつらがいて、そいつらが執拗に羽をぬきとろうとしたり、逆に鍼を投げつけてきて、自分に突き刺さる。突き刺されたり、相手に鍼を突き刺し返したり。そんなことをしているうちに姿はボロボロになってしまった。今にも倒れそうな状態でなんとか鍼師のところに戻ってきた。


そして目が覚めた。汗が出て、動悸が少し荒くなっている。起床時の爽快感は若干あるものの、いつものあの悪夢だ。先生に悪夢を見たことを伝えた。すると、それをきいたからなのかわからないが、「首を少し矯正します」というと、首にひょいとタオルをかけると、鮮やかな手つきで左右に動かした。ものの見事に、私の首はなんとも心地よいゴキゴキっという音を立てて、矯正された感じがした。「また次回来てください。」と言われた。少なくとも3ヶ月は続けようと決めている。