ナルコレプシーと鍼治療 その4

Sunday 14 May 2023

ナルコレプシー

  3、4回目の報告。3回目には、1回目のようなミラクルは起きなかった。つまり、良い夢ではなかった。しかし、いつも見ていた悪夢とも違う。一つ言えることは、施術後の爽快感がとてもいいということである。

 4回目には先生に、「ナルコレプシー」という病名のことをもう一度伝えた。すると、「調べてみます」と言って、施術中に調べてくださった。そして、「やはり自律神経の問題で起こる症状ですね。我々東洋医学では、西洋医学のように病名を断定しません。症状に合わせて、施術を考えます」と仰った。そういうものなのかと思った。また、先生は、生き方について、どうすればよりよい人間関係を築き、よりよい人生を生きられるか、お話になった。西洋スタイルの治療と、東洋スタイルの治療の違いを見た気がした。

 先生は、「治療は修行」のようなものだとも仰った。確かに、治療代は毎回5千円、交通費、時間を考えればそれ以上の代償であることを考えれば、続けるには強い意志が必要である。そして、「治る」という確信を持たなければいけない。ナルコレプシーは西洋医学的には、オレキシンの欠如ということがわかってはいるものの、何で欠如しているかということには完全に明らかになってはいない。東洋医学で治る可能性はゼロではないのである。ということで、最初決めた通り、3ヶ月は毎週通うことにした。