It takes a village to raise a child.

Thursday, 4 August 2022

学校教育

『指導と評価』2022年の7月号を読んでいて、タイトルの諺 "It takes a village to raise a child" を知りました。私は公立の中学校で勤めて、計10年が経ちました。最近、「親ガチャ」という言葉が少しバズっていたようですが、教育困難地域に赴任すると、この言葉を身を持って感じることがあります。大変な環境下で育ってきた生徒を、正しい方向に向けてやりたいという思いがあります。親以外の身近な大人としての公立学校教師という責任の重さを感じますが、それが自分の使命だと思って、とりくねばなりません。

 子供が育つ上で、関わる大人の価値観がその子の価値観に大きな影響を与えます。地域全体で、色々な人がその子に関わっていく中で、色々な価値観を知り、成長していける環境を、自治体は作っていく必要があります。学校が地域のハブとなるといっていますが、まだまだそれができているとは思えません。今まで以上に、子供のために、社会に開かれた学校を考えていかねばと思います。