にわかに、驚くべきスピードで動き出したGIGAスクール構想

Sunday, 13 September 2020

学校教育

  みなさんこんにちは。公立中学校で英語教員をやっている、まさです。

 これまで日本の公立学校におけるICT設備が世界的に見てかなり遅れているにも関わらず、現場ではほぼ変わる様子がありませんでしたが、皮肉なことにCOVID19によって、急速に状況が変わってきました。



文科省HPより


 我が勤務校でもついに、

・学校にWi-Fiルーターが固定設置され、学校のどこからでもアクセスすることができる

・教室に1人1台のタブレット端末が置かれる


 ということになるそうです。これまでどんなにいろいろ言われても全くと言って変わらなかったことが、あまりの突然の速さで動き出したことに少し衝撃を覚えています。歴史では学んできましたが、危機が社会を変えるということを肌身で感じています。

 さて、これに伴い、我々教員の意識も既に少しずつ変わってきています。私の学校でも、研修において、全教科でタブレットを使用する授業を見せ合うことになりました(こうやって研修をみんなで取り組むところが日本の公立学校のいいところですね)。そこで実際に研修を始めてみて気をつけるべきことを述べます。

①まずは教員が自ら使って、どんなことができるのかを確認すること。

 今までの概念で考えていると、新しいものを使いこなすことはできません。その際、しっかりと業者の方に手ほどきをうけるといいでしょう。

②実験をすることを恐れてはいけない。

 日本では教育における実験はあまりよしとされませんが、このタブレットに関しては、実際に授業でやってみて、検証しないといけません。もちろん実験のための準備(指導案)に抜かりがあってはいけませんよ。まだまだ授業実践のデータが全国的に少ないので、型にとらわれず、いろいろなことに挑戦して、自分で、どういったところで使うのが効果的なのかを掴んでいきましょう。

③学びの本質を失ってはいけない

 目的と手段が入れ替わってはいけません。あくまで目的は学びを深めること。いろいろ実験をしてみて、「ICT使う必要ないな」という結論に達すれば、躊躇せずに使わないを選択すべきだと思います。

 偉そうにここまでここまで書いてきましたが、私自身もこれを書きながら、自分のICTとの向き合い方を整理している段階です。また気づきがあればここで述べていきたいと思います。

 では、よき1日を。