ど文系の中学校英語教員がプログラミング言語Pythonを学んでみてここまで感じたこと

Friday 27 March 2020

プログラミングとPython 学校教育

 みなさん、こんにちは。まさです。そろそろ新学期が始まるにあたり準備をするため、Pythonの勉強に一度区切りをつけます。約2ヶ月間やってきましたが、そこから考えたことを書いておきます。

 中学校教員がPythonを勉強する意味は?
 
 まず私自身が2ヶ月前に思っていた疑問、中学校教師がPythonを学ぶ意義はあるのか?について述べておきます。私は以下の2つの意義を見出しました。

 ①プログラミング、はてはパソコンの仕組みというものについての知識が深まる。
 ②仕事の中で使えうるものがあるかもしれない

 ①について、すでに今の小学生はプログラミングについて学び始めています。今後は一般的な知識になるであろうプログラミングがどういうものかを教員自身が体験しておくことは、どんな教科の教員であれ意味があると思います。Pythonのいいところは、わかりやすくて、知的好奇心をくすぐるような面白さもあるということです。いろんなモジュールを試してみたくなります。私のようなど文系の人間でもそう思えました。また、パソコンの仕組み、例えば今では当たり前に使っているマウスや右クリックなどが、もともとは全てキーボードで指示を出していたことも、恥ずかしながらPythonを勉強して知りました。

 ②について、「これは仕事で絶対使えるのでやったほうがいい!」とまでは、少なくとも少しかじった程度の私のレベルでは思えませんでした。おそらく、10000時間くらい勉強すれば、仕事でのいろいろな使い方に気づいてくるのでしょうが、コストパフォーマンスから考えるとそれほどよくはありません。仕事に直接役立つという点からいくと、エクセル(VBAを含めた)の知識の方がずっと役にたつでしょう。私が『退屈なことはPythonにやらせよう』の中で実際に使おうかなと思ったのは、
・アラーム付きストップウオッチ
・小テストの複数パターン作製
くらいでしょうか。
 それでも、これらも別に自分で作らなくても、既存のものを購入すればいいわけです。実際、学校では成績処理システムは専門の業者から使い勝手のいいものを購入して使っています。果たして自分で1から作る必要があるのか。家を建てる大工がわざわざ自分が使う電動ノコギリの仕組みまで勉強する意味はあるのか(わかりにくいか笑)。そのことは考えてもいいでしょう。

 結論、仕事のために使おうと思うのではなく、プログラミングを純粋に楽しんでみましょう。Pythonは今後もモジュールも増えていくらしいので、おそらくできることが増えていきます。基礎さえ知っていたら、実際にやってみることができます。私も少しづつではありますが、pythonの学びを楽しみながら続けていくつもりです。