「どういう人間になってほしいか」についての思索の勧め

Monday 30 March 2020

学校教育 教員採用

 まもなく新学年が始まります。
 今日は朝から時間があったので、「生徒にどういう人間になってほしいか」について考えました。1時間くらい、紙に書いて考えました。こういう思索は、教育に携わる人はやった方がいいと思います。人の書いた教育理念をみて何となく流すのではなく、まず自分で考えましょう。そしてなるべく既成の言葉を使いまわすのではなく、自分なりの言葉で紡ぎましょう。いろいろな発見があります。そして理念作りの難しさがわかります。1つのフレーズで短くまとめるのか、それとも長くても、多くの要素を網羅したものにするのか、焦点を行為にあてるのか、それともあるべき姿にあてるのか。ま、やってみてください。
 
 私の場合は、

「いかなる状況においても軸がぶれず、一方で人生におけるあらゆる困難や課題に、前向きに、柔軟に取り組み、学び成長し続けることができる人間」

 というものをまず作ってみました。そして「軸」って何だろうと考えました。軸とは、「自分はこういう人間だ、これでいいんだ、と心の底から思えること」でしょうか。このフレーズだと、自分に終始しているので、他人との関係がないです。そこで、他人、社会との関係を考えました。やはり「受ける」よりも「与える」人間になってほしいかなと思い、

 「自分の持っているもの(資産、才能、経験など)を、惜しげも無く他人、そして社会に与えることができる」という言葉に落ち着きました。

 最終的に今日の思索では、

自己に関して
「いかなる状況においても軸がぶれず、一方で人生におけるあらゆる困難や課題に、前向きに、柔軟に取り組み、学び続けることができる人間」

他者との関係に関して、
「自分の持っているものを、惜しげも無く他人、そして社会のために活かすことができる、そしてその行為に心の奥で喜びを感じられる人間」

 にとりあえず決まりました。ふと考えると、これは私自身がめざす人間像でもあるます。今後、さらにブラッシュアップをして、自分なりの教育信条を作っていきたいと思います。

ではまた。