なぜ整理整頓をして運動部が強くなるのか

Wednesday, 8 January 2020

学校教育

 整理整頓は部活動で学ばせるべき大事な要素の1つです。ところが、整理整頓がなぜ大事なのか、そこまで説明してやらないと、子どもは納得しません。「ただやらされているだけ」になってしまいます。そこでどう説明すればいいのか、考えました。

強くなりたかったら、整理整頓をしっかり身につけなさい
 今日は皆さんになぜ整理整頓が大事なのか説明します。まず、みなさんは今一生懸命練習に励んでいますが、これは何のためですか?そう、試合に勝ちたい、強くなりたいからですよね。ではどういうチームが強くて、試合で負けないのか。それは相手のスキを早くみつけて、そこを狙えるチームです。これは戦いで勝つには当然のことです。だから強いチームはスキをみつけるのが上手ですし、また自分たちのスキを無くしてきます。
 皆さんは自衛隊員たちの寄宿生活を見たことがありますか?彼らは朝早起きしてまず何をするかといえば、整理整頓、掃除です。布団をきれいに、寸分違わずにたたみ、ほこりなどがないように掃除します。そして全てのモノをあるべきところに戻します。終わると、上官がきてチェックします。ベッドの端を指でなぞって、「ここにまだホコリがあるぞ。」「布団にシワができているぞ。たたみ直し」「リモコンの位置が違う」等と叱るわけです。これは上官の性格が悪いわけでも、神経質すぎるわけでもありません。あえてそこまで厳しくしているわけです。なぜか。それは戦う者にとって、スキを見逃すことは即命取りにつながるからです。「たった少しのホコリやシワ、リモコンの置き方くらいいいじゃん」ではないのです。戦いに勝つには、隅々まで神経を行き届かせなければならないのであり、整理整頓はそのための訓練でもあるのです。
 実際、強いチームを見てごらんなさい。私の経験では、ほぼ間違いなく、強ければ強いほど、整理整頓がきっちりしています。バックの向きや靴の位置が統一されています。だkら、本当に試合で勝ちたいんなら、整理整頓から魂を込めてやりなさい。

とまあこんな感じでいかがでしょうか。
お読みいただきありがとうございました。