先日、あのNHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』に中学校英語教師として登場された田尻先生の研修会に参加した。田尻先生のことは著書を読んだり、また他の教員から聞いて知っていたが、何よりも冒頭の『プロフェッショナル』をみて、感銘を受けたのだった。というのも、あまり日の目を浴びない中学校英語教師という職業を、とことん突き詰め、極めておられる先生の姿勢があまりにもかっこよく感じたからである。自分も同じ職業人として、尊敬するとともに、「中学校英語教師というのはここまで極められる奥深い職業である」ことを世間に示してくださって感謝の思いがあった。
そんなことがあり、研修に参加させていただいた。英語授業の話をされるのかと思ったら、まず現在持っておられる関西大学の野球部の快進撃の話から入られた。なんでも有名選手がいない中で大学選手権で決勝戦まで行き、最後慶応に負けたものの大健闘であったらしい。そしてその要因を、田尻先生は「どこにも負けない応援団」にあるとおっしゃった。大学で野球をするという生徒らは基本的に今まで応援される側に常にいたので、応援することがあまりできなかった。それを田尻先生は大応援団に変えられたという。それができたのは、生徒と一緒にグランド整備や球拾いをしていたからだということだった。先生は、「生徒の学力が伸びる裏にはいろいろな要素がある。基本的にはその教科が好き、指導者が好き、そして仲間が好きであるという3つだ」と仰った。私の場合は「仲間が好き」になる工夫をもっととりえれねばと反省した。
また、先日部活動のために学生に貸していた車が、違法駐車をして土地の方から怒りの電話がかかってきたときのことを話された。電話が来たのが夜の遅い時間であったが、田尻先生は即家を出て謝りに行ったという。そこで20分間罵声を浴びせられたが、最後に「即来たから許してやろう」と言われた。田尻先生はそのような行動ができたのは、「自分が中学校教師だったから」とおっしゃった。同じ中学校教師として、
とても頷ける話だった。
そして国際教育と国際理解教育、言語教育の話をされた。本来国際教育→国際理解教育→言語教育の順番のはずなのに、現在の文科省(学習指導要領)は言語教育に重みを起きすぎていることを危惧されていた。今の英語教師に対して、「社会の変化が激しい時代を楽しんで」「もっと教科書の内容から子供を刺激せねばいけない。」ということをおっしゃった。
最後に、田尻先生開発の語順表を使ったいくつかの指導アイディを披露してくださった。とても有意義な研修会であった。
そんなことがあり、研修に参加させていただいた。英語授業の話をされるのかと思ったら、まず現在持っておられる関西大学の野球部の快進撃の話から入られた。なんでも有名選手がいない中で大学選手権で決勝戦まで行き、最後慶応に負けたものの大健闘であったらしい。そしてその要因を、田尻先生は「どこにも負けない応援団」にあるとおっしゃった。大学で野球をするという生徒らは基本的に今まで応援される側に常にいたので、応援することがあまりできなかった。それを田尻先生は大応援団に変えられたという。それができたのは、生徒と一緒にグランド整備や球拾いをしていたからだということだった。先生は、「生徒の学力が伸びる裏にはいろいろな要素がある。基本的にはその教科が好き、指導者が好き、そして仲間が好きであるという3つだ」と仰った。私の場合は「仲間が好き」になる工夫をもっととりえれねばと反省した。
また、先日部活動のために学生に貸していた車が、違法駐車をして土地の方から怒りの電話がかかってきたときのことを話された。電話が来たのが夜の遅い時間であったが、田尻先生は即家を出て謝りに行ったという。そこで20分間罵声を浴びせられたが、最後に「即来たから許してやろう」と言われた。田尻先生はそのような行動ができたのは、「自分が中学校教師だったから」とおっしゃった。同じ中学校教師として、
とても頷ける話だった。
そして国際教育と国際理解教育、言語教育の話をされた。本来国際教育→国際理解教育→言語教育の順番のはずなのに、現在の文科省(学習指導要領)は言語教育に重みを起きすぎていることを危惧されていた。今の英語教師に対して、「社会の変化が激しい時代を楽しんで」「もっと教科書の内容から子供を刺激せねばいけない。」ということをおっしゃった。
最後に、田尻先生開発の語順表を使ったいくつかの指導アイディを披露してくださった。とても有意義な研修会であった。
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