授業はプログラミングだ。教師は究極のプログラマー

Sunday, 20 October 2019

学校教育

 
最近プログラミングを学んでいます。プログラミングは正しいインプットをすると、意図していた通りのアウトプットが出てきます。スペル、支持の手順などが少しでも違うと期待したアウトプットがでてきません。そこでどこまで正しくできているのか、どこで間違っているのかを見つけ出し、修正します。この作業のことをデバックといいます。そうやって繰り返し繰り返し確かめながら正確なアウトプットを目指します。これって授業で教師がやることと似ていると思いました。(もちろん人間には感情があって、機械のようにそう単純ではないのですが)。教師は教える内容を生徒にインプットします。この時大事になってくるのが、手順です。スモールステップで、適切な手順でインプットしないと、子どもは理解できません。インプットしたら、それを表現というアウトプットを通してちゃんとできているか確認します。間違いがあればどこで間違えているかを見つけ出してやり、修正させます。ただ注意しないといけないのは、生徒一人一人が異なるアルゴリズムをもっているということです。そしてそれはインプットしたものをアウトプットさせてみないとわかりません。時にはAIがそうであるようにこちらが予想していなかった答えを出してきます。だからその子にあったインプットをしてやらないといけません。こう考えると教師って最強のプログラマーだと思いました。

追記:こんなことを自分で4年前に書きましたが、今思う2つのことを書き加えておきます。

① 全ては、信頼関係のもとにある。どんなにいいインプットをしようとしても、普段の信頼関係がなければ、生徒には伝わらない。そういう信頼関係というのは、数値化できるものではない(しようとするべきではない)。

② 学校という場は、その生徒が生きている中の一部であって、全てではない。学校以外での学びもたくさんある。学校で、教師が教えたことをそのまま生徒が理解してできるようになるというのは、思い上がりも甚だしい。