ナルコレプシーの人へ 寝る環境をもう一度見直してみましょう。

Tuesday 29 October 2019

ナルコレプシー

 

 みなさんこんにちは。私は高校生の頃からナルコレプシーを患っています。昨日思うところがあったのでお伝えさせていただきたいと思います。

 私は高校生の頃は、自宅3階にある自分の部屋で寝ていました。壁際にくっついている簡易ベッドが私の寝床でした。6畳くらいの狭い部屋です。高2の時、そのベッドで寝ていたときに、「寝ている間に誰かが勝手に部屋に入ってくる」という恐ろしい感覚を覚えるようになりました。ナルコと判明し、アナフラニールを飲んでも、なかなか眠り際の幻覚はやみませんでした。

 それから大学をなんとか卒業し、就職し、一人暮らしを始めました。このときには床に直に布団を引いて、部屋のど真ん中で広々と寝ていました。そうすると少し悪夢の頻度が減ってきた感じがしました。それから数年して、仕事の都合でまた一時的に自宅に戻ることになりました。そこで以前のように自分の3階の部屋のベッドで寝よう、と思ったのですが、それから再びひどい悪夢を見るようになったのです。

 そこでふと気づきました。「あれ、この悪夢は自分の寝室の環境が原因だ」と。ナルコの人はわかると思いますが、ナルコの人って、眠るところの環境にとてもよく反応します。わかりやすいのが部屋の気温。気温が暑すぎたり寒すぎたりすると、それがそのまま悪夢につながります。だから気温には細心の注意が必要で、多くのナルコの人は室温調節に気を使っていると思います。ただ私が今回気づいたのは、「3階の狭い部屋の中の壁際のベッド」という環境です。私は気づかぬうちに壁から圧迫された気持ちになっていたのか、もしくは ベッドが小さくて落ちてしまうかもという不安があったからなのか、とにかく何かが悪夢につながっていたようでした。その証拠に、次の日から一階の広い部屋のど真ん中で直に布団を引いて寝るようになると、悪夢が減ったのです。

 深い眠りを妨げる環境要因は人によって違うでしょう。しかし、もし私のように狭い部屋でベッドで寝ていて悪夢に困っているなら、一度、寝る場所を変えてみることをお勧めします。その際には、私のように広い部屋のど真ん中で広々と布団を敷いて寝てみてください。もしかしたら、私のように改善効果がみられるかもしれません。

 少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。ではまた。