フリースクールが激減

Monday, 7 May 2018

学校教育

 テレグラフの記事によると、2010年に当時教育大臣のマイケルゴーブの肝いりで始まったフリースクール制度であるがここ数年激減しているらしい。この制度下では、保護者などが集まって学校を作ることができる。2011年から61校オープンしているが、2012から2013年には17校、2016から2017にはたった4校しかオープンしなかった。この原因については、現在の連立政府が積極的でないからであると書かれている。
 ちなみにイングランドではホームスクールの生徒もかなり増えている。
http://www.bbc.co.uk/news/education-35133119
 学校教育が信頼できないという保護者の考えの表れだろう。こういった流れから親たちが集まってフリースクールを始めたが、結局行き詰まってしまったということだろう。学校にいくのを嫌がっているのを無理して行かせる必要なんかないというのは最近よく聞くことだし、私も賛成である。しかし、ホームスクールを行うにもそれなりのリスクがあるということを親はよく理解していなければいけない。いつかは子供は親の手を離れなければいけないのである。国が考えるべきことは、今の学校や先生がより多様性を受け入れる姿勢を持てるようにすることである。