さて、次年度(令和3年度)には中学校の英語科の観点が変わります。とりあえず評価者として、まず勉強しましょう。ということで、参考になる一次資料は、
これに加えて、youtubeにあげられた
文部科学省初等中等教育局 教育課程課 教科調査官 山田誠志先生の説明動画
さらに、「英語情報web」で、観点ごとの詳しい説明が乗っています。
新たに別に解説本を買ってもいいですが、まずは第一次資料を自分で読み込んだ方がいいかなと思います。
ここでは自分が学んだまとめとして載せておきます。
- 3観点5領域で15の情報を評価材料として収集する必要がある
授業研究会などにでると、「毎回の授業で評価を行って名簿に記入し、そのデータを蓄積しなさい」という人がいます。しかしこれは結構無理なことだなと今ままでもやもや感がありました。しかし、上記の動画で山田調査官がはっきりとそのやり方は無理だと言っています。教えたことがすぐ身につくわけではないのだし、そんなことしてる余裕があったら、教えることに専念しなさいと仰っています。そして、やはり、単元末や学期末のペーパーテストやパフォーマンステストが大事なんだと言っています。(形成的評価は当然毎回やる必要はある)
- 表現の領域の評価
表現の領域について、上の図がわかりやすく示しています。
パフォーマンステストをした場合、「知識・技能」「思考・判断・表現」の評価基準例として以下のようなものが示されています。
パフォーマンステストする際の評価は非常に難しいです。ルーブリックを作っても、結局最後に教師が判断せねばなりません。山田調査官は、最初の2、3人くらいは、他の英語教員と一緒に評価して、基準を合わせるのがよいと言っていました。確かに、これは重要ですね。
・主体的に学習に取り組む態度の領域
ここでは主に2つの側面があるといいます。
① 粘り強く学習に取り組む側面
② 自らの学習を調整しようとする側面
「具体的な評価の方法としては,ノートやレポート等における記述,授業中の発言,教師による行動観察や児童生徒による自己評価や相互評価等の状況を,教師が評価を行う際に考慮する材料の一つとして用いることなどが考えられる。 」
留意点を2つ示します。
①言語活動に取り組ませた上での評価になる。
問題集やノートなどの提出物で画一的に評価してはいけない。言語活動に取り組んでいる
とはいえないから
②基本的には「思考・判断・表現」と一体の評価になりえる。
例外もあります。それは簡潔にいえば、頑張ろうとしているけどできていないとき。
それは例えばリフレクションなどをさせることによって分かるでしょう。
・まとめ
こんなところが上の参考資料や動画をみてわかったとこです。授業設計において、評価計画をしっかり作ることが必須であり、そのためにバックワードデザインの考え方がマストである気がします。
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