エクセルを操れる教員になるために(1)

Tuesday 25 February 2020

学校教育

 学校教員をしていれば、エクセルを使う機会は山ほどある。私は文系人間であり、これまで5年程は完全にノンテク教員で人に頼りっぱなしで通してきたが、Pythonを学び出し、エクセルVBAも使いこなしたいと思うようになった。ただ時間をあまりかけたくいので、教員として実用的なことを効率よく学びたい。まずはアマゾンのKindleunlimitedで読める『Excel 最高の学び方』(羽毛田睦土)から始めることにした。これにした理由は、データをダウンロードして実際に手を動かしながら学べること、また仕事で一番使う5つの関数に絞って教えていることに魅力を感じたから。実例は企業で働く人のための感じだが、教員としての使い道を考えながらやると楽しい。

    本書のCase3-05を見ると、「前月比で著増減がある行に『*』をつける」というのがあるが、これを使えば、定期テストの結果が前回と比べて極端に落ち込んだ子が一発でわかり、テスト返しの時に、何か心配なことでもあったのか、次回はこうしたらいいんじゃないかなど、より有益な声かけができるようになる。これは極めて大事なことである。

 Case3-06では、「出荷予定日を過ぎた行に『未出荷』と表示する」の実例がある。これは必ず集めなければいけない提出物の管理、また、コアなとこでは高校受験の願書のスケジュール管理に使える。数校受ける生徒がほとんどなので、それを一括管理できるこういう技を知っておけば、重大なミスを防止するのに使える。

  Case4-04「取引先の商品コードを自社のコードへ一気に変換したい」のVLOOKの変換型は、年度が代わり、クラス替えした後、元々のクラスを一気に確認するのに使える。

 
今日学んだこと(教員として知っておいたほうがいいこと)
・相対参照と絶対参照について
・IF関数について
・VLOOKUP関数について(Case4-03まで)