教員採用試験に短期間で合格するためにおすすめする参考書と勉強法

Monday, 26 August 2019

教員採用


ここでは教員採用試験の勉強の仕方について、自分の経験から話そう。
 
 まず当たり前のことからだが、早くに勉強を始めた方が有利になる。採用試験はどこも7〜8月くらいだが、少なくとも半年以上前には勉強を始めていたい。しかしながら、実際には論文や一応の就活で、時間がない人も多いだろう。そこで、短い時間(半月くらい)で、どのような勉強をすべきなのかをここで提示したい。

 短時間合格のために一番最初に押さえて欲しいのは、採用試験は主に基本的な力、基礎力を尋ねてくるということである。難しい語句を覚えようとするより、基礎力をつけることに注力した方がいい。難しいこと(自分にとっては数学や物理の計算など)に時間を費やすのはやめよう。

 多くの自治体では、専門教養、教職教養、一般教養がある。専門教養に関しては、はっきりいえば勉強しなくてもできるくらいの力がないと、短期間での合格は厳しい。ただそれでも一度は必ず過去問をみとくことを忘れてはいけないが。

 教職教養、一般教養は自治体によってかなり色がある。基本的事項を押さえてから、そのあと過去問を最低二回解く。一般教養は広く浅くが原則である。時間がなければ、毎年の過去問の傾向をみて、山をはってしまうのもありかもしれない。

 とにかく一次試験の筆記の試験を受かることが最重要課題である、二次試験の準備は、一次試験合格後で十分間に合う(もちろん最低限の作文能力がある前提ではあるが)。

具体的なスケジュール〜

①過去問から手をつけよう。最新2年分くらいやってみて、問題の傾向をみよう。教職、一般それぞれどの程度時間をかけるのか、何となくイメージをもとう。(1日)


②過去問を分析して、頻出の分野から重要単語を覚えていこう。レックの問題集は赤シート式で、コンパクトにまとまっているのでおすすめ。どこにいくにも携えて、時間があったらいつでも見るようにする。時間がなければ頻出の分野だけで構わない。五年間出てない分野は思い切って捨ててしまうのも手。(毎日)



③共同教育研究会さんが、教職教養、一般教養それぞれの参考書を出されている。覚える前に一度最初から最後まで読んでみる。(3日)






④頻出分野をノートにまとめる 
 あとで書き加えができるようにルーズリーフを使うことをお勧めする。例えば埼玉県の問題を見てみると、特に時事問題、県の独自政策に関する問題が多かったので、そういうのをまとめる。

⑤教員養成セミナーを読む
 これは教員採用試験を受けるのであれば、マスト。問題などもついているので、やるとさらに力がつく。


基礎力があれば(Marchくらいの大学合格レベル)、今の倍率でいくと最低3週間から1ヶ月あれば何とかなると思う。しっかりと計画を立てて頑張ってください。