ナルコレプシーの原因 〜個人的な経験からの考察〜

Sunday, 26 May 2019

ナルコレプシー

 私がナルコレプシーになったのは、高校生のときである。原因ははっきりしないが、自分として思い当たる原因は2つある。1つは高校のサッカー部の練習中に、至近距離からボールをいきなり頭部に受けたことである。1日経ってその部分に妙な疼きを感じ、病院に行くと、脳内の視床下部あたりで出血を起こしていることがわかった。それから奇跡的に血がひき、特に大きな後遺症はみられない、とそのときは言われたが、それから少ししてナルコレプシーの症状、つまり入眠時の悪夢、脱力症状、突発性の睡眠症状が見られるようになった。もう1つの原因と見られるのは、中学校3年時の父の死である。1年間植物状態で寝たきりだったため、私はその期間ストレスで不眠症のような症状になり、父の死後も夢で父が出てきたりして、泣きながら起きることもよくあった。そのようなストレス状態が続いたことも原因の1つとも考えられる。

   ナルコレプシーの病因の1つは、オレキシンという脳内物質の欠乏が指摘されている。このオレキシンは、視床下部から分泌される神経物質ということなので、私はダイレクトにそこを損傷した可能性がある。
 
 また、ナルコレプシーは、自己免疫疾患ではないかという説もある。自己免疫疾患は、

異物を認識し排除するための役割を持つ免疫系が、自分自身の正常な細胞組織に対してまで過剰に反応し攻撃を加えてしまうことで症状を起こす、免疫寛容の破綻による疾患の総称(Wikipedia)
ということらしい。私の解釈では、オレキシン自体あるいはそのコントロール機能がストレスによって生まれる何らかの物質によって破壊されたのではないかと考えている。

以前なるこ会で一人一人病気のことを話しした時、気のせいかわからないが、私と同じような方、すなわち頭部を強く打ったもしくはストレスで体と心のバランスが潰れかけている人が多かった気がする。