ナルコレプシーの症状だと思っていたある症状について

Friday, 12 August 2022

ナルコレプシー

先日、テレビで統合失調症の方のドキュメンタリーを見ていて、ふとウィキピディアでその
症状を調べてドキッとした。なぜなら、そこに書かれてあったある症状が、私がナルコレプシーが原因で経験するものであると思っていたことと同じだったからである。

考想操作(思考操作):他人の考えが入ってくると感じる。世の中には自分を容易に操作できる者がいる、心理的に操られている、と感じる。進むと、テレパシーで操作されていると感じる。」(ウィキペディアより)

私が脳を外傷し、ナルコレプシーの発症当時、上記のような幻覚を眠り際によく見ていた。具体的にいうと、自分の脳に管が繋がれていて、そこから他人が自分の思考を操作しようとしている、それを防ぐためにその管を引っこ抜こうともがくという幻覚だった。一時期は真面目に脳に管を繋ぐことが可能かをGoogle検索してしまっていたほどだ(実際にイーロンマスクはそんな研究をしているみたいであり、現実的に可能になるらしいのだが笑。そういえば『三体』にも記憶の焼き直しのことが物語に使われていた。当事者として、現実的に可能なことだと思う)。

統合失調症の診断は容易ではないらしい。考えてみれば、それぞれの症状にはグラデーションがあって、ここからが〜病と名づけるのは便宜上であって、個々人の苦しみは他人には分からないのである。