教師をする上でナルコレプシーで困ること

Tuesday, 4 June 2019

ナルコレプシー

私がこれまで教師をしてきて(5年くらい)特につらかったことを紹介してみたい。

・職員会議や授業研修など   
・テスト監督
・連続3時間以上続く授業
・修学旅行
・保護者面談
・式典関係
・部活動の大会

 とにかくじっと座って話を聴いているのはナルコレプシー患者にとっては拷問のようなものだ。少しでも眠けを感じたら、終わりである。腕をつねったり引っ掻いたりするのだが、一向に眠気はとれない。次に意識を取り戻すのは、居眠りのあとである。テスト監督や式典はそれゆえにかなりきつい。できる限り、立っていることにしているが、必ずしもいつも立つことが許されるわけではない。私はかつて、表彰のため体育館の壇上に座って話を聴いている間に寝てしまったことさえある。
 
 通常の授業も、間に休みがないと相当きつい。私は3時間連続授業が入っているときは、10分休みに、教室の横についている倉庫みたいなところで、うずくまってよく寝ていた。ただいつも寝過ごしたらやばいという恐怖と戦っていた。

 修学旅行がきついのは夜の見回り、そしてその後の遅くまでの打ち合わせがあるからだ。教員は夜の11時ごろまで見回りをし、生徒が勝手に部屋移動していないかチェックする。そして明らかに寝静まったとなったころ(深夜1時くらい)、翌日の打ち合わせをする。その打ち合わせまでなんとかなったとしても、翌日はもう日中いつ眠りに落ちてもおかしくない状態になる。

 保護者面談もきつい。これは授業後に始まるために、開始が午後3時くらいから6時くらいまで続く。私はいつ、面談中に自分が寝てしまうのかいつも心配していた。

 私は周りの先生や管理職に自分の病気のことを伝えなかった。しかし、間違いなく私が何らかの睡眠の病をもっていることは他の先生方は気づいていた。彼らはそんな私を特に非難することなく、見守ってくれた。私は本当に一緒に働く先生方に恵まれていた。その分、朝はなるべく誰よりも早く学校に行ったし(早く行って職員室で寝ているという意味のわからない状況だが)、何か頼まれれば基本的には快諾することにしていた。